目には青葉 山ほととぎす 初鰹
~目には初夏の青葉がさわやかに映り、耳にはホトトギスのさわやかな声が届き、口では初物の鰹を味わえる素晴らしい夏だ~
江戸時代の歌人が詠んだ歌にあるように、立夏を迎え、カツオのおいしい季節になりました。
この時期、恒例の給食メニュー「初鰹ごはん」に合わせて
今年もかつおの解体ショーが行われました。
給食員が、子ども達の前で慣れた手つきで魚をさばいていきます。
子ども達からは、
「すごーい」「じょうず!」
の声に交じって
「いたそう」「ちがでた」「かわいそう」
など魚の気持ちになっている声も聞かれます。
目をキラキラさせて見ている子、眉間にしわを寄せ、しかめっ面の子もいます。
家庭で魚をさばく機会が減っているので、とても貴重な体験ですね。
頭や、心臓、骨、などを、さばいた後に見せてもらいます。
「くさ~~い」と言う子がほとんどですが、
ツンツンと触ってみる子もいます。
「おさしみたべた~い」と言っている子もいました。
そして、お昼には
「おいしいね」「さっきのお魚入ってた」と嬉しそうな声。
小さい子でもおいしく食べられるよう、魚の身の大きさや、味付けにも工夫がいっぱいです。
旬のものを美味しく食べることは、心にも体にもよく、とっても贅沢ですね。