毎年、年明けから、園内で色々なお正月遊びを楽しんでいます。
昔ながらの遊びの事を「伝承遊び」と言います。
双六(すごろく)福笑い、あやとり、けんだま、凧あげ、カルタ、こまなどです。
小さい組さんも、凧あげや、こま、カルタなどを保育者と一緒に遊びます。
0歳児の保育者がカイトを上げました。みんな必死で上を向いて、凧の動きを目で追いかけています。
1・2歳児さんは、スーパーの袋にひもを付けて、簡単タコを作りました。
凧をあげるというより、走るのがメインですが、子ども達はとても嬉しそうに走り回って遊びます。
これは、小さい子でも楽しめる、絵カルタです。
「これなーんだ」と保育者がクイズにしたり、
「ブタさんどこだ?」と探して遊んだりします。
1歳児さんでも、お友達と一緒にカルタとり遊びをする事ができるんですよ。
これは、羽子板(はごいた)遊びです。
保育者が手作りした羽子板を使って、風船の的を打っています。
2歳児さんになると、こういう手回しのこまが回せる子が増えてきます。
小さいクラスでは、保育者が回して見せてあげると、とっても喜びます。
回したとたんに、「ぱっ」と手を出して、こまを止めるのも小さい頃の楽しい遊びです。
これは、吹きごま
ふ~っと息を吹くと、クルクル良く回ります。
手でも簡単に回すことが出来ます。
色々な種類のこまを用意して、楽しめるようにしています。
大きいクラスでは、ひもごまでも遊びます。
園では、なぜ伝承遊びをとりれているのでしょうか。
もちろん伝承遊びを子ども達に知って欲しい。という事もありますが、
それ以上に、昔から伝わる遊びには、子ども達の「心と身体」を発達させるための要素がたくさん含まれているからなんです。
例えば、こま一つ取ってみても、指先の色々な動きが必要になります。
つまんだり、ひねったり、ちょうどよい力加減も必要です。
それから、一人ではできない(相手が必要)というのも良いですね。
家庭でも、親子のよいコミュニケーションになること間違いなしです。