園のすぐ近く、場所をお借りして作っている畑に、たくさんのおいもが実りました。
先日みんなでいもほりをしました。小さいクラスのお友達も保育者と一緒に楽しみました。
さつまいもが土から出てくることを知っている、微笑の子ども達は、とっても幸せだなと思います。
初めてのおいもに興味津々。チョンチョンと指先でつついて確かめています。
♪うんとこしょ~どっこいしょ~♪
子ども達の好きな「いもほりのうた」の場面を再現しているみたい。
ひっくり返らないように気を付けてね。
おいものコンテナを持つのを手伝ってくれました。
6人がかりで、何とか持ち上げています。
ありがとう!あとは先生に任せてね。
「このおいも、抜けないよう」
「手伝ってあげる!」
そんな声が聞こえました。みんなで必死においもを揺すっています。
抜けた時の笑顔は、言うまでもありません。
その日の夕方のこと。2歳児のK君が帰りに玄関でお母さんと話している声が聞こえてきました。
「これ持って帰る」
「ダメだよ、持って帰っていいって、書いてないよ」
お母さんとの話は平行線で、お母さんも言い聞かせようと頑張っていますが、K君もなかなか納得してくれません。
その時、保育者は感心して聞いていました。
まだ経験の少ない2歳児さんでも、以前おいもを持ち帰った経験から、「持って帰りたい」と言っているんだな。
そして、この子にとって、いもほりの経験が楽しく、おいもを食べることを楽しみにしているんだな。
そんな風に思いながら、しばらくやりとりを聞いていましたが、お母さんも困っていましたので、近くに置いてあった、「イモスタンプ用」のおいもを、こっそり渡しました。
「これなら持って帰ってもいいけど、みんなには内緒だよ」
そう言うと、Kくんはとっても嬉しそうに小さな小さなおいもを持って帰ったのでした。
その後、お家でお母さんは小さなおいもどうしたかな?
またお母さんにお話を聞くのが楽しみです。